連載コラム

「-身の周りのものの毒性問題 その②-」

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2024.04.01

 先にも言ったように「生命毒」は
自然の中にも人工物の中にも存在する。

 現生人類は言うまでもなく自然の一部で、
地球という宇宙の「ノアの箱舟」に
住まわせていただいている寄生生物の一部である。
人体や大型獣のような多細胞生物も有れば、
人の目では見えない微小生物もいる。

 全ては天地の為す自然の力だ。
「天地人」の教えの中で「人」は「天地」の子どもにすぎず、
どんなに自分で頭が良いと自尊心を持っても
「自然である天地」にとっては微々たる力だ。

「生命」に影響を与えるものに「化学物質」「放射能」
「電磁波」があると思うが、もちろん現生人類が
生存し得るためには、私の「新生存学」で提唱する
「医、食、住、教、法」の確立と自立が必要になる。

 健康のバロメータが「気、血、水」の巡りであるが、
これは必ずしも数字や確率統計だけで説明できない。

 今私達の生存問題で考えなければならないのは、
生物として「自分の身の周りの環境」問題である。

 溜まり溜まった「毒性物質」の解毒のためには、
地球を破壊続ける兵器製造の停止、特に
手が付けられなくなる「原子力発電所」の凍結解体への努力、
そして明らかに悪意ある兵器製造、特に原子爆弾など、
問題は「生命体」を敵とみなす習慣である。

「自分が生きていたいように、他の生命もその存在を
消されたくないだろう!」というくらいの心の余裕は持っていたい。

 自分達が作り出す「毒性物質」の身代わりに「微生物の罪」を
でっちあげるのは「科学者」としては如何か?