「『TORJA』2024年12月号掲載「漢方内科医の手当て」~いつも全身で一人と考える~」
皆さんは病気のことは「お医者さん」という専門職の人達に任せておけば大丈夫と考えていませんか? さらに医術者の中の専門家はもっと素晴らしい、自分の生命を守ってくれる人たちだと考えていませんか? 本当のことを言いますと一番自分の身体を理解できるのは本人だけです。ただ知識がないので知...
2025年01月06日
「『TORJA』2024年11月号掲載「漢方内科医の手当て」~身体は一部だけ診てもわからない~」
何の病状であっても、病人は全身で一つと考え仕事をするとよいのですが、私達が受けた医学教育は蘭学(今でいう西洋医学)だけなので、診察する医師はややもすれば呼吸器の症状だからとその部分に限って診断を付けようとします。 人の身体は「全身で一人」です。ですので精神面も含めて、頭のてっぺ...
2024年12月02日
「『TORJA』2024年10月号掲載「漢方内科医の手当て」~呼吸器系の病状でも皮膚から予防する~」
先月、南天の実について少し紹介しましたが、この実は目にも良いとされ葉っぱや茎にもいろいろな働きがあります。南天に限らず植物の力は一つだけではありません。病気予防に身近で常用されるものはたくさんあります。興味がある方は普段から薬用植物や薬用、食用野草についての書物を広げる習慣を持つ...
2024年11月06日
「『TORJA』2024年9月号掲載「漢方内科医の手当て」~風邪の繰り返しと喘息に~」
喘息の経験がある人は、その苦しさはとても辛いものと分かります。東洋医学や漢方医学では、「肺」は内臓の肺だけでなく、その働きをも含めた全身的なものとして考えています。東洋医学、漢方の考え方はとても古いので、「それは医学でないし、科学とは言わない」と考えるお医者さんもいますが、私は実...
2024年10月10日
「『TORJA』2024年8月号掲載「漢方内科医の手当て」~昔から伝えられてきた自然療法や民間療法~」
前回「くしゃみ、鼻水、風邪気味かと思うとき」について書きましたが、実はもっと沢山の手当ての方法があります。昔の人だって風邪くらい普通にかかっていたのでしょう。鍼灸、漢方薬を飲むなど専門家にお任せしましょう。漢方薬に関しても、専門の薬局もあるのですし、直接相談に行くのが良いです。今...
2024年09月13日
「『TORJA』2024年7月号掲載「漢方内科医の手当て」~風邪気味かと思ったら~」
季節の変わり目には粘膜が敏感に反応して人それぞれに症状が出ます。よくあるくしゃみ、鼻水、鼻づまりで風邪気味かと思った時、いろいろな対処方法があります。 お灸をしてもらう…人により鍼灸だけで治まることもあります。ツボを知っておくと便利です。 漢方薬を煎じて飲む…日本の漢方薬の処方と...
2024年08月02日2024年08月06日