連載コラム

「ーヘイトスピーチ その③「これからの対応」ー」

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2023.04.16

「これからの対応」

 仕事をするのは、「金儲け」をすることではない。仕事をするのは「他の人びとを幸せにして生きて行くのを助けることで、結果的に自分が生きることができる」と、私は信じている。

 それは日本の伝統的な考え方でないだろうか?

 日本の伝統的な「自然との共存」の智慧、それを私は「日本伝統統合医療」の思想哲学と呼び、それは世界中の人類の自滅を防ぐのだ。だから日本人を傷つけてはいけないし、これ以上壊してはいけない。

 人々はおとなしく、弱弱しく見える面もあるが意外としぶとく生きて行ける力はある。

 「ヘイトスピーチ」は人の心を映し出すのだから、いちいち目くじら立てなくても良いと思う。

 そうして他人を傷つける言葉は日常生活でも使われる可能性あり、それは自分の心を映し出すものと分かれば、一人一人が「自分は何者なのか?」内省するだけでよいのだ。大人が日々精進することで子どもは真似をする。

 そうしたプラス思考を持つためには、「生命ある本当の食べ物」を食する必要がある。日本には本当の食糧不足はない。自然はすばらしく、人々はよく働き質素で我慢強い。

 そして世界一文化レベルも高いのだ。産業革命がおこり工場で大量生産された「生命のない食べ物モドキ」で、人々は楽を知り、そして他人に依存することを覚えた。

 「生きるも死ぬも他人様にお任せ」と都会生活の人々は忙し過ぎたが、今は新コロナ騒動のお陰で、少し本物が見えてきたのだ。「苦しい時ほどチャンス」というのも真実である。まともな食べ物を手に入れることができる。

 日本は十分にこれが出来るのに、なぜ子どもたちに「コオロギ」を食べさせるのか?世界でここまで従順な人々は他の社会では見られない。まずお金は大切なのは皆知っているのでその使い方に神経を使うとよい。食べ物をはじめ日本は無駄使いが多いのでないか?

 自分で苦労して稼いだお金がどう使われるか?関心持って自分を守る必要がある。どんなにお人好しになろうとも「自分を見失わないこと」だと私は学習した。

 自分が生きて行けることこそ「本当の愛国心である」とは人生の先輩である元特攻隊員の先生からのメッセージだった。何処の社会でも、どの人にも陰陽はある。

 過去は取り返せないが今を生きる私達は「世界中同じ時代に生きている全ての人々と、ご先祖がどうであれ、これからどう一緒に生きてゆけるか?」信頼関係を作ってゆく努力をする以外ないのだ。

 私の人生経験では戦争は、国と国の戦いでなく、同じ社会の中で立場の違いからくる考え方の違いから起こるのだ。

 古今東西全ての人類の戦争は、国民全員が同じ考えでは無かったと証明している。第二次世界大戦を経験してきた私は、日本の中でも戦争に反対して沢山の生命がなくなり、精神を病み、そして戦後も苦しみながら生きてこられた多くの人々がいるのを知っている。

 被害者だけでなく加害の立場でも、命令に逆らえなかった点では被害者である。責任は命令する立場の者にある。これから生きる私達は過去を正しく学習して、同じ過ちをしてはいけないと決心出来る。

 どの社会に所属しようとも「力を使わない」で共存することを教えてくれる思想哲学は日本の伝統的な文化の中にあるのだ。特に安全な日本の伝統食を基本とした伝統統合医療は、自然科学のみを重視する物質文明のマイナス部分を穴埋めしてくれる。

 世界中にはその地それぞれの智慧があるはずである。遅すぎたかもしれないが先住民の文化の中から学ぶつもりで頭を下げ教えを乞うぐらいの覚悟があるとよい。私は日本伝統統合医療は世界一だと経験したのだ。

 日本で生まれ今日迄学ばせていただき、感謝以外に無い。物事をありのままに受け入れることが出来れば、どんなにつらい事でも次への力を作り出してくれると信じている。