連載コラム

「ーヘイトスピーチ その②「汚い言葉はいずれ自分に戻る」ー」

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2023.04.16

 「言葉を発するとは天に唾を吐くこと」とか、「人は地霊と言霊で育つ」とか、日本には昔から素晴らしい教えがある。

 程度問題はあるだろうが、日本とはそうした素晴らしい言葉があり、「詠み人しらず」も多い。ヘイトについてその歴史を調べると、現生人類として生活している頃からあるのだ。つまり生存競争なのだ。

 私の学習でも「反ユダヤ」など私には理解しがたい現象があるし個人レベルでも日常の中でその感情は渦巻いているのだ。多分人は同じ人がいないので、そうなるのだと思う。群れるのが嫌なのにイザ全く一人ぼっちになると寂しいと感じる。更に人には皆選民意識、プライドもある。

 人は裏表の感情があり、どのように表現するのか?それが修行なのだろうと思える。今の時代は法律上「ヘイトは許されない」が、現実には人の世では「格差」「差別」がむしろひどくなっている。

 「医{衣}、食、住、教、法」それぞれ悲惨な現状である。「言葉狩り」するより大切なのはそんな心情を持たなくて済む社会造り、つまり「正しい教育」と思える。

 「正しい教育」は生まれ持って「陰性の人の性悪」を中和する「陽の働き」を持つのだ。これは大人が実行して子孫に見せる以外ない。子孫は幼い内から周りの大人を見て育つのだ。

 今、世界中で「人の在り方」そのものが反省期に入っている。それは人工的なものに頼り過ぎて自然のリズムに合わなくなってきた「人類」への警告現象と思える。