zuiunoh

連載コラム

「-日本の文化、特に医療文化は、敵を作らない!-」

2025.07.15  世界の情報を手に入れるのに今、私は何もしていない。閉院した2021年3月以後、新聞配達は全部断った。  国立市の東診療所の不動産処分だけが残った。全ての片付けに時間はかかるがなんとか順調である。自分の人生と仕事の総復習、総括、終活である。  きれいに片付け...
TORJA「漢方内科医の手当て」

「『TORJA』2025年6月号掲載「漢方内科医の手当て」~鼻の症状で治療を受け続けた経験から。~」

先月お伝えした副鼻腔炎(蓄膿症)の手当ては民間療法ですが、他にも鍼灸や漢方薬、西洋医薬品、外科的手術などいろいろあります。手術はうっかりすると再発がありますし、経験してきた私は怖いと感じています。でもあくまでケースバイケースですのでご自分で選んでください。  私は子どもの頃、冷え...
連載コラム

「-何事にも無駄遣いしたくない。-」

2025.07.01  私は貧乏生活の経験から「何事にも無駄なお金を使いたくない」。生きる上で不要なことにお金を使わない、ということは、その分働かないで済むことで時間が残るということだ。  だから何とか雨露しのげて飢え死にもせず、自分の研究室で好きなだけ読書ができる贅沢な時間を持...
連載コラム

「-改めて、「生きるとは戦い続けること」と知った。-」

2025.06.15  自然科学が発達し、便利になる一方で、自分達の墓穴を掘り続けている気がする。本当にしんどい話だ。 『身の周りにある有害物とうまく付き合いたいです!』(水野玲子著、食べもの通信社出版)という本を読んだ。「ナノ」という言葉に気を付けないといけないと初めて知った。...
TORJA「漢方内科医の手当て」

「『TORJA』2025年5月号掲載「漢方内科医の手当て」~鼻の症状 その①~」

「鼻」は身体の正中線の上にあり、顔の真ん中にあるので顔相学でもとても大切なところです。鉄則は「できる限り触れない」ことです。ですので「面疔(めんちょう)」は触らないで全身から治療します。  まず化膿性の病気になったら化膿させやすい食べ物、たとえば甘い物や油脂の多い物、魚のはらわた...
連載コラム

「-「健全なる精神は、健全なる肉体に宿る」は、今に合わない。-」

2025.06.01 「健全なる精神は、健全なる肉体に宿る」古代ローマの詩人が言ったというこの言葉について私はずっと考えていた。  物心つく頃より病気と付き合い続けて生きている私だ。「私の精神は本当に病んでいるのか?」と考え込むことがある。  若くして知人の精神科医(大病院の精神...
連載コラム

「-ジャンヌ・ダルクの映画を見て考えたこと。-」

2025.05.15  ジャンヌ・ダルクの名前を知ったのは、1952年頃、学校の図書室で読んだ歴史物語の中でだった。その時は「世の中にはすごい人がいるものだ!私なんかは外すら怖いのに、軍人になるなんて。。。」と感心した程度で、名前は覚えてしまったけど、「自分に関係ない!」で終わっ...
TORJA「漢方内科医の手当て」

「『TORJA』2025年4月号掲載「漢方内科医の手当て」~結核菌感染症~」

結核は大昔から世界中に広がっており、原因もわからず死病と言われていました。日本では一時期下火になったのですが、近年結核患者数が増えています。結核は肺の病気だけでないのです。 私は一時「腸結核」と診断されましたが、長姉が「きちんと食べて寝ればよい」と教えてくれ、薬も飲まずに何とか済...
連載コラム

「-血圧は他人がコントロールするべきものなのか?-」

2025.05.01  51年分の「病人の観察記録」カルテを一枚ずつ読み直していて、ふと気になったことが出てきた。血圧である。私はどうもマメに血圧を測っていたようだ。  気になったのは、一つ目に同じ人の同じ時でも血圧は測定する場所で違っている。考えてみたら当然なのだが、普段はあま...
連載コラム

「-「世界は無政府状態になっていくのか?」と不安になるが。。。-」

2025.04.15 「家庭崩壊」「家族崩壊」と言われて久しく、最近は市町村崩壊からもっと大きくなった各国、各社会全部がじわじわと崩れていくのか?と不安が出てくる。  日本からあれこれ情報を選んで、出不精で学習能力も落ちる私の所へ送ってくれる人達がいるのだ。有難いと感謝してしまう...