2024-07

連載コラム

「-「本当の医療」の学習に高等数学は必要なのだろうか?-」

2024.07.16  昔の事だが、フイールズ賞を受賞された広中平祐先生が言っていたことを思い出す。 「日本の学校教育で一律に高等数学を教えるが、それは日常生活には何の関係もない。もっと生きる上で大切なことを教える方が、子ども達の学習意欲を引き出すのでないか?」それから私は先生の...
連載コラム

「-「日本には希望がありますか?」と質問されて。-」

2024.07.16  最近の日本は少し問題がありそうだ。人々は少し不安げで少しうつ状態で、諦めムードでもある。  嘘か本当か知らないがメディアはほとんど一つになったそうである。  昔から歴史は繰り返すというから、別に驚きもしないが犠牲者が出るのは、いつもどこでも哀しいものだ。 ...
お知らせ

過去ブログの非公開化と今後の運用について

2024.07.05  2024年7月からカナダ・トロントの日本語情報フリーマガジン『TORJA』にて「漢方内科医の手当て」の連載がスタートしました。  そこで2024年8月より、現在の過去ブログの内容を非公開として、『TORJA』掲載分の文章を1か月遅れで掲載することにいたしま...
連載コラム

「-医療は芸術であると言っていた漢方の師。今私は「疫学」は、社会政治学の分野でないかと考えている。-」

2024.07.01  60年近く前、私の漢方の師は言った。「医療は一種の芸術ですよ。モデル1人を5人の画家が描いても、同じ作品にはなりません。医師達が同じ病人を診察しても同じように理解しているとは限らないです。人間関係には見えないものがあるのです」と教えてくれた。  パターン化...
連載コラム

「-「食毒」と「奇跡のリンゴ」-」

2024.07.01  書籍類の整理で木村秋則著『奇跡のリンゴ』が出てきた。懐かしい限りだ。出版されてすぐ購入した本である。  その頃は私は確かもう富士見台医院を離れて東診療所だけになっていた。「ネオニコチノイド」という農薬について学習中で岩澤信夫氏の講演会にも行って「不耕起米」...