連載コラム

遠隔診療について。

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2026.09.15

 「遠隔診療」という言葉を知ったのは、もうずいぶん前の事だ。

 私の所へ来るのに、新幹線や飛行機を使う人々が結構多かった。

 出来る限りお近くの医師で漢方薬を出して欲しいと思って、
安定した処方の場合は、私が「自家カルテ」に書く処方を
お近くの医師に書いてもらっていた。

 ハワイへ移住した医師がFAXやメールで
医療相談を受け付けているとか。
今はズームという手段もある。スマホもある。

 私の患者さん達の中には、専門医を訪ねて、
お金と労力をかけ世界の有名な病院とか日本の国内でも
遠方まで診察を受けに行かれていた。

 今は正式に遠隔診療が認められたそうだ。
この場合は病人が移動するのでなく、バーチャル診察だという。

 私はいつも「いざ」の時の事を考えて生きてきたので、
ついついその病人のお近くの医師へ通われるように
お勧めしてしまう。

 病人の身体は治療者が直接診察しても理解しきれない。
病人だって自分の身体を知る人は少ない。

 医師は専門家といえども神や仏でもないし、
いくら頑張っても本物の病人の身体から学ばない限り、
本当の治療法は身に付かないし分からない。

 一番良いのは病人が自分の身体に興味を持って、
自分で生きようと決心することである。

 他人様が何とかしてくれるものでないとは
過去の歴史的経験から知られている。
それを伝えられてこなかっただけだ。

 遠隔診療はその点病人の近くの医師達と
よく連絡しあって、いざの時に病人の不利にならないように
ネットワークを作っておくそうだ。

 その点大病院では地域の医師と連携しているというから、
日本は大丈夫のようだ。

 病人側が何事も「本物志向」であれば、その人は生き延びられる。

 今も私は海外にいて日本の人々から相談を受けるが、
日本は学びの国で病人達には「ご自分でも学習しなさいよ」と
答えている。

 身近で安くって良い結果が出る手当治療は日本は世界一だと
私は経験上自信を持って言える。

 本当の治療は案外と身近にあるものだ。