2026.05.01
もう相当に昔の事だが、私の診察してきた子の中で、
「割礼」を受けた男の子がいたのを思い出す。
その子のお母さんは日本人、お父さんは外国人で、
たしかインドの近くの国の人だ。
時間外で診察したのだが、お母さん曰く、
お父さんと帰国していた息子が割礼を受け熱を出しているという。
母親に相談もなく息子に手術するなど許せないと
急いで子どもを日本へ連れ帰ったという。
診るとペニスが真赤なタラコのように腫れ、
子どもはヒィーヒィーと泣いていた。
私は急いで手当てをして治療したが、
現実に割礼で苦しむ人々がいるのだ。
私は小さい子ども達に何かをするというのは
問題があると考えてきた。
母が纏足という中国台湾で受けてきた経験を
子ども時代から聞いて育ったからかもしれない。
もう何十年か何年か前なのか忘れたが、
カナダかアメリカへ「割礼をされそうて逃げてきた」と言う
アフリカの女性が難民として入国許可を申請して云々という
ニュースを見たことがあった。
その時、私はいったい何人ぐらいが
まだそんな習慣に苦しむのだろうと調べたら、
世界で30万人ぐらいというインターネットの情報だった。
そしてネットでは「人間の進歩には時間がかかる。
早くこのような悪習がなくなればよい」というコメントがあった。
それからまた時間が経って、
私自身の終活の中でカルテを読み返していて、
この「割礼」という言葉を思い出した。
改めてまた2026年初め、インターネットで検索するとびっくり。
「割礼」はうっかりすると「必要」とも読み取れる記述だ。
「本当か?」と疑いたくなる。あれこれ良いことを書いているが、
私から言うとおかしなことを本当らしく書いている。
成長前の男の子は包茎状態であることは結構ある。
それでも普段の生活できちんと手当てができるし
自分で治療できる場合も多い。
成長とともに自然治癒も多かった。
包茎の程度もまちまちなので
もちろんお医者さんの世話になる場合だってある。
でも基本は、できる限り自然の肉体を
他人がいじくり回さないことだ。
昔からの安心な日本の伝統食、
「おばあちゃんの智慧」とか自然療法、民間療法、
東洋医学、漢方医学、西洋医学等を
基本からきちんと学習すると、
何でもすぐに外科的処置をしたがる人々から逃げられる。
AI、インターネットの情報も、気を付ける必要がある。
私がショックだというのは、これからますます
ニセ情報が多くなり、素人は騙され
苦しむ可能性が出るという事だ。
私達は肩書きや権威や行政の権力に弱点を握られている。
AIだって便利だけれども、どこまで信じてよいか?
教育界専門の人が悩んでいた。


