連載コラム

「-誰が悪いの?嘆いていても仕方がない!①-」

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2024.10.01

 今、日本から届く情報は本当に哀しい話が多い。
「日本は乗っ取られる!」「日本は消えちゃうよ!」
といった深刻な問題である。

 だが「気付いても静かに見守っている」というのが、
日本の人々の特徴と思える。騒がないけど、
きちんと考えているのでないだろうか?
希望がないわけでもないと思える。

 いつの時代も自分は被害者だと考える人々はいるが、
私は「チャンスが来た!」と考えてしまう。

「日本人並みにおめでたくて、この国を知らない」
と教えてもらった私だ。2005年の個人破産の
片付けで十数人の弁護士さんに出会って、
私はますます学習できたと考えている。
お金は失ったけど生命は残ったのだ。

 私は弁護士の先生に聞いた。
「どうしたら私達は本当の事を知ることが
出来るのでしょうか? 新聞もテレビもラジオも週刊誌でも
何も情報は出ていません。知る方法はあるのですか?」

 その時ある弁護士が答えてくれたのだ。
「馬鹿は死ななきゃわからないみたいだな。
人はお金と恐怖心でコントロールできるもんよ。
弁護士の我々だって同じだよ。弁護士への殺し文句だってあるさ。
国は法部分を握られればその国はもう言いなりにならざるを得ないし。
まあ君はどう生き抜くかね」とバカにされたような、
褒められたような分からない気持ちだった。

 あれからもう20年近くなる。私の分かったことは
「誰も悪くない。自分が力不足で学習不足で知らなかっただけだ。
騙されるにしても、お人好しすぎる自分が悪いし、
でも天は視ているので喧嘩する必要もない。
お金で損しても、いい学習ができたのだし、
自分のするべきことは何か考えるだけだ。」で私は片づけた。

 時代に合わせてうまく生き抜くしかない。
他人が悪い、社会が悪いと言っても
他人を変えられることもない。
社会なんて今始まったシステムでもない。

 第一、社会を構成する人そのものが「陰陽裏表ある」ので、
「結局自分や家族が生きていければよいだけ」と結論付いたのだ。

 手段としては「医、食、住、教、法」の自立だ。
職業の好き嫌いはそれの後でもよい気がする。
まず稼げて食べること、住む所とを確保することだ。
そして他人が生きるのを助ける力を持つことだ。
何であれ今の社会の良し悪しは投票権のある人々の
歴史的生活の結果だし、ぼやいても仕方がない。

 日本が乗っ取られると言う人々がいるが、
人口を減らし続け仕事しない人々が増えるようになったら、
良い悪いは別にして世界中どこでも同じ現象が起こる。
今カナダでも「カナダが乗っ取られる」という人々がいて
色々政府は手を打っているそうだ。

 私の学習結果では「人は地球上をさまよう生き物」だし、
どこに住むかご先祖だって皆必死で
生き延びる努力をしてきたのだと私は思う。

 日本にいる人は日本の文化、特に医療文化を身に付け、
新しく来る人々にも伝えてゆくのが良いと思う。

 言葉について相手には日本語を教え、自分は
相手の言葉を学習する。お互い身の回りの人々と
「人として丁寧に付き合う」というので良いのでないか?