2024.08.19
まだまだ片づけ終わるまでは
サヨナラしたくないと私は欲張っている。
身辺整理をしていると新聞の切り抜きがたくさん出てきた。
母も長姉も連れ合いも習慣的に残し続けていたのだ。
日本経済新聞。いつの日付けだろう? 「健康」欄で「加齢臭」。
「生活習慣を見直す。過度の酒・たばこ、運動不足、睡眠不足、
ストレスも大敵」とある。同じようなことは昔から
言われ続けている。もちろん今も基本は変わらないはずだ。
でも考えてみたら抜けている、書かれていない部分がある。
動物は餌が無いと生きられない。
人も同じで食べ物が無いと生命維持が難しい。
今の時代、日本で人はまともに食べられる物を食べているのか?
2000年頃改めて栄養学の講義を受けていた時の事を思い出す。
高齢の元国立大学の教授が話してくれていた。
「東京は餓死寸前です。お花を植える代わりに庭にはサツマイモを
植えてください。アパート、マンション暮らしの人は
プランタで良いから野菜の種を撒いて生き延びてください」
「○○○という油は、使われていますがこれは化学薬品です。
必ず10年後には肝臓癌になります。国は知っていますが
販売許可を出しています。皆さんは自分でしか生命を守ることは
出来ません。学習し続けてください」とか
振り絞るような声で講義をしてくださった。
また別の新聞切り抜き。2004年のものだが
これは新聞社が分からない。
タイトルは「絵本『戦争の作り方』人気」というもの。
有事法制勉強会から生まれたリボン・プロジェクト出版、
36ページの絵本。「先の国会で成立した有事関連7法の
行方を心配する市民の学習会の中から生まれた」とある。
戦争なんて、儲かるために一生懸命世界中で戦争請負人を
使ってでも「起こしたい」産業的、職業的立場が
あることくらいは知っている私だ。
「今更?」と思うけど、恵まれた日本の人々には
分からないのかも知れないと納得できた。
ふと「病人の増やし方」という本も書けそうな気がした。
すべて私が自分の身体で経験してきた。
10歳の終わりごろ20歳代にかけての身体的苦しみ。
これも作られてきたものだと今は思う。
大阪大学耳鼻科の教授が教えてくれた。
「子ども時代に耳鼻科へ随分通いましたね。そうでなければ
こんなにはなりません。最後の手術をしてあげますがそれ以上は
いじらないでください。死にますよ」と言って
5回目の耳鼻科での手術をしてくれたのだ。
そして私はその時点ですでに骨髄疾患を抱え、その他
いろいろ病気の問屋と言われる身体になっていた。
脾臓摘出または大量ステロイド剤での治療と言われていたが、
幸運にも長姉が産婦人科・内科の医師で、病院の主治医が
言いよるのをうまく断って逃がしてくれた。
以後今に至るまでたくさんの病気にかかり、
たくさんの医師達に出会って、嫌われつつも
自分の学習経験を信じて今も普通に生きている。
子ども時代からの運動不足がたたって今は
一人で大きいトランクを抱えて飛行機に乗るのは
自信がないし、大勢の人がいる所へ行きたくなくなったが、
家の敷地内でなら平気で動けている。
病人になりたかったら、何も考えず、自分で料理もしないで
そこらに売られているのを買って食べればよい。
生活だってめんどくさいことはやめて、
お金あるだけ使えばよいし、何も悩むこともない。
子どもや孫達にも「好きなことしなさい」で放っておけば
嫌われずに済む。世の中、お上に逆らうことない。
言われたとおりにすれば楽に生きられる。
どうせ高々100年足らずの人生だもの。
「自分で苦しみを招く必要が無いよ。
ただし寝たっきりになるかもしれない」とも思う。