2024.10.15
物質が存在するという事は「常に変化がある」という
ことでないかと考える。まして「生命が存在する」とは、
刻々と変化するのが速いのでないか?
そして地上に生命誕生以来46億年といわれるようだが、
「きっと同じ場面はないのだろうなあ」と想像するのだ。
人生は高々100年足らずだけど、
無から有が出たのでない。
一人一人が大昔から続いている生命なのだ。
だから誰が偉いとか高貴だと言うこともない。
お金と権力さえあれば誰だって人の世では有力者になれる。
だから卑屈になる必要もない。
「本当のことはなんだろうか」といつも考えて
生活していれば、歴史を知りたくなる。
自分で学習していると書物でも人の話でも
100%そのまま信じてはいけないと分かる。
私は「単純バカ」と子ども時代から言われてきたが、
それはすぐ「信じやすい」ということらしいと分かった。
母に叱られたことを思い出す。いきなり板の間で
「そこに座りなさい!」と命じられたのだ。
こうなったら決まって注意されると知っている。
「アンタは私の言うことを何でもすぐ『ハイ!』と答える。
お母ちゃんだって間違えることがある。お母ちゃんが
『アンタは死ね!』と言うと、死ぬのかえ?
自分の頭を使いなさい」と言うのだ。
以来、私はしつこく考える努力をした。
でも時には大きな失敗をしてきた。恥ずかしい限りだ。
自分が欠点だらけと知っているので、
ついついまた許してしまう。
「人は100%完璧でないから」と考えるのだ。
自分が被害に遭わないようにする以外ない。
そのためには、母が言ったように
「医学、医療知識」を持つことだ。
母は「子ども全員医師になれ」と教育してくれたが、
私の経験から言うとそれは不要だ。
世界中での医科大学というところで教えているのが、
必ずしも人が生きてゆけるためだけの教育でもない。
そのスポンサーを知ると分かる。
人は自然の一部であるし、できるかぎり
自然に逆らわない生活をすればよいのだが、
社会が進化するほどに「生活は楽にはなったが
不自然な身体になり不調になる」。
私は西洋医学を学習してすぐに東洋医学へ入ってしまったが、
それは自分の身体的弱点を知ったからだ。
西洋医学だけの大病院の医師達の言うことだけを
信じていたら、私はとっくにこの世にいない。
母は「アンタの身体は自分でしか治せないよ。
そういう運命だから」と言っていたがそれは本当だった。
そして私は経験から学習して分かったのだ。
「全ての人は、自分の主治医は自分自身」と知る必要がある。
親子でも完全に理解できない。生物的に身体は繋がっていない。
医師や治療師とはもっと距離がある。
ただし専門家というのはたくさん経験しているので、
少しは生きる上でサポーターになれる。
人は最低どんな医療知識を持っていれば
少しは不安なく生きていけるか?
しかも生活するにはお金を稼げなくてはいけない。
若い人達が少しは希望をもって生きていける方法について
私は皆さんに「医療関係の国家資格一つ持っておきなさい。
理想は自立できる鍼灸師だが、他でも何でもよい。
自分を養いながら好きなことしなさい」とお勧めしている。
資格を取るにしてもお金がかかるので、できない人々もいる。
そんな時は独学でいいから何でも学習を続けることだ。
働いている時間以外は学習時間と考えるとよい。
そして日記と会計簿をきちんとつけてほしい。
独学で「本当のことは何か?」研究するだけでも
生きる道はたくさん見つかる。
働く場所はそれぞれだけどいつも次の準備をすることだ。