2025.07.01
私は貧乏生活の経験から
「何事にも無駄なお金を使いたくない」。
生きる上で不要なことにお金を使わない、ということは、
その分働かないで済むことで時間が残るということだ。
だから何とか雨露しのげて飢え死にもせず、
自分の研究室で好きなだけ読書ができる
贅沢な時間を持っている。
時間があるとは最高の幸せで贅沢だ。
働かないで生活でき、好きなことができるなら
なかなかできない贅沢ではないだろうか?
ただ老化に勝てず、もっと早くに復習、総括、終活に
入るべきだったと次世代の人に言われている。
その経験を、皆さんにもお裾分けしたい。
それは、特に学者先生方は書籍が多いでしょうし、
「なるべく早くに、引っ越しのつもりでご自分で片付けてください。
次世代が引き継ぐ以外は宝物でも捨てられますよ」
とお伝えしたいということだ。
私は4人の身内を引き取り、在宅介護、看病、治療を
合計32年間続けていた経験がある。
そして今自分の番になって、毎日祈るのだ。
「片付け終わるまで心臓さん。動いててください!」
今の私には収入は全くない。
2005年に個人破産して17歳から
がむしゃらに働き続けていたのがゼロになった。
それでも平気でいたのは母の教えてくれた
奪われない財産、他人様にも自分や家族にも役立つ
医師ライセンスがあったおかげである。
私は今、若い人々に高校を出たら
いざの時のために男女関係なく
医療関係の自立できるライセンス(国家資格)を
取っておきなさいとおすすめしている。
私の場合は医師ライセンスであるが、無理することない。
今の日本の医師教育は医療教育の基本である
日本医療文化の部分が抜けているので、
現実には病人の立場からいえばあまり役に立たない。
私が自分の身体で苦しんで経験して
研究を続けた結果、人の身体は自然の一部であり、
病人になる本人が主治医であると分かった。
医療産業、教育産業では専門職として医師を育て
個々の病人本人と関係ない標準治療法を公にするが、
人は同じ身体をしていないので合う合わないが出る。
人各々が他人の思惑に左右されず、
そして医食住教法を確立させ
自立できる力(経済力、精神力等)が必要なのだ。
自分を生かすのは自分以外誰もいない。
だから各々が自由になる時間を持つ必要があるのだ。
その自由な時間を持つために無駄なお金は使いたくない私である。
しかし人各々でありそれ以上言えない。