前回に引き続き自然酢の効能について書きたいと思います。
⑤ひどい肩こりにも自然酢を使うことがあります。熱いお湯1Lに自然塩小さじ2杯、自然酢大さじ2杯を加えます。その中にタオルをひたし、軽く絞って肩こりの部分を湿布します。それが冷めたらまたお湯に入れて、絞ったもので繰り返し湿布します。
肩こりには鍼灸漢方薬、マッサージ指圧などもよく効きます。私は若い頃あまりにも肩が痛いので整形外科へ行きましたら、医師から一言「自分で運動療法をしなさい」と言われました。
さて、ここまで一般的な自然酢の効能について書きましたが、生活の現場では本当に助かる「医薬品」です。その実例を一つ紹介します。
東京都内の女性。ある日の午前中、庭で首の右側をハチに刺されたそうです。痛くて我慢できずお医者さんへ行きましたら虫刺されの薬として消炎鎮痛剤、ステロイド内服薬と外用薬、そして抗生物質も貰いました。しかし2回飲んでも痛くて我慢できず、夕方遅く私の所へ来ました。誰が見てもすぐわかるぐらいに、首が赤く腫れています。頭を動かすのも痛くて苦しい、それに首が全体的に腫れて、口を動かすのも難しいと言います。
私はすぐタオルを酢に浸して軽く絞り、そのタオルで首全体を巻き、さらにその上からラップをしました。薬も出さずそのまま帰ってもらいました。
しばらく後すぐに電話があり「酢で首を巻いたらとても気持ちよかったけど、帰るとき電車に乗ると酢の臭いで皆が振り返るのよ。でも家に着いたらもう痛くもない。これはいつまで巻いていたらよいですか?」と聞いてきました。「それは貴女が決めればよいのです。」と私は答えました。
後日談で結局3時間半ぐらい巻いたままにしていたら、全く何ともなくなったので外したそうです。結局病院の薬は捨てたとのこと。「酢がこんなことに使えるなんて知らなかった」と驚いていました。
私はピクニックへ行く人々には「自然酢を持っていきなさい」と伝えています。お医者さんに診てもらうにしても、とっさに自分で出来ることをすれば、とても助かります。